淮河整備の最大制御工事の淮河臨淮崗洪水制御工事完工式が6日、安徽省霍邱県で行われました。臨淮崗洪水制御工事が1年繰り上げて完工したことをシンボルとし、1991年、国務院淮河整備会議が確定した基幹工事19件は全面的に拍車をかけられていると見ています。
水利部淮河水利委員会の最新統計データによると、今年10月末時点で工事19件の累計投資額は262億元、総投資額に占める割合は60%近くです。水利部淮河水利委員会の銭敏主任によると、臨淮崗洪水制御工事は淮河本流中流に位置し、河南、安徽に及ぶ、主体工事は安徽省の霍邱、潁上、阜南の3県を経由、投資額は22.67億元です。工事制御面積は4.22万平方キロ、1等大型(1)工事で百年にただの1回が出るという基準で設計され、85.6億立方メートルの洪水が止められる、1000年にただの1回が出るという基準で検査し、121.3億立方メートルの洪水が止められます。
臨淮崗洪水制御工事に支えられ、淮河本流の水防基準は百年にただの1回というハイレベルに引き上げられ、川下1000万ムーの耕地と600万人余りが水害の危険から抜け出され、淮河流域の水防枠組みも基本的に形作られていることを意味しています。淮河整備基幹工事は国務院により期限を切って完成しなければならない重大水利プロジェクトで、基幹工事19件は全面的に加速し、工事12件の前期作業がすでに終了し、残る7件は13項目の企業化調査報告書が水利部に引き渡されています。
また、銭敏氏によると、03年淮河の洪水の発生後、国務院は淮河整備工事を高度に重要視している上、それを全国水利建設重点として確立し、投資を増やし、建設テンポに拍車をかけ、07年末までに1991年、国務院淮河整備会議が確定した19件の基幹工事を完工させることを決めました。当面の施工進度で推計すれば、計画の2010年より3年繰り上げて稼動する見込みです。
淮河流域は淮河水系、沂(さんずい・術)泗河水系、山東半島からなり、河南、安徽、江蘇、山東の4省を経由、国土面積33万平方キロ、全国の3.4%、耕地面積は全国の12%、人口は全国の15.7%、食糧収穫量は全国の20.5%、GDPは15.7%を占めています。流域内は人口が多く、都市が密集、資源が豊富で、交通が発達、中国経済社会の発展全局において重要な地位を占めています。
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