FAO・世界食糧農業機関は20日ローマで会議を開きましたが、会議が発表した報告書は、世界の栄養失調人口を減らす目標の達成実現は遅れていると指摘しました。
それによりますと、1996年開かれた世界食糧サミットが制定した2015年までに世界の栄養失調人口を半分にまで減らすという計画は、その実施が思わしくなく、これまで10年過ぎたものの、世界の栄養失調人口は、わずか300万減っただけで、なおも8億2000万となっているとしています。
これを受けてFAOのディウフ事務局長は会議で、10年前の食糧サミットでの約束をしっかり守るよう各国指導者に呼びかけました。
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