中国では、工業化と都市化が加速することにともない、多くの農民が、出稼ぎ労働者として都市部に入って働いています。しかし、それとともに、農村部に残る児童たちの問題がここ数年、顕著になっています。
ある調査によりますと、2005年の中国の流動人口は1億5000万人で、父母と一緒に住む18歳以下の児童が2000万人いる一方で、農村に残り、親戚などに預かってもらっている児童の数も2000万人います。
専門家によりますと、農村部に残る児童は、父母が身近にいないため、学習の成績が良くなかったり、心理的状態が良くなかったりして、一部の児童の中には、法律に違反するような行為を行うケースがあるということです。
専門家は、この段階での教育は児童の一生を影響する可能性も強いことから、この問題を急いで解決する必要があると指摘しています。(翻訳:ハルオ)
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