中国が1985年以降4回にわたり実施している全国青少年体質健康調査の結果、中国の青少年の身体能力が低下傾向にあることが分かりました。中国教育部体育衛生・芸術教育司の楊貴仁司長が19日、明らかにしました。
楊司長の分析によると、青少年の体力低下の原因は主に、
1エレベータや自動車に乗り、力仕事が少ないという現代的生活様式
2教育が進学率重視に偏り、勉強の時間が長く、体育の時間が短くなっている
という2つが挙げられます。
青少年の身体能力について長年研究している北京師範大学体育・運動学院の毛振明院長によると、現代の青少年の身体能力は「硬い・軟らかい・不器用」という言葉にまとめられるということです。「硬い」は関節の硬さ、「軟らかい」は筋肉の軟らかさ、「不器用」は長期の運動不足で動きの調和がとれていないことを指します。
「人民網日本語版」より
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