中国農務省の尹成傑次官は5日、北京で「鳥インフルエンザの発生率が高い季節がやってきたが、中国の鳥インフルエンザの防止体制が依然として厳しい状況にある」と述べました。
これは、尹成傑次官が5日農務省で開かれたテレビ会議で述べたものです。尹成傑次官はこの中で、「9月下旬以来、中国の寧夏回族自治区、内蒙古自治区などでは鳥インフルエンザの感染が相次いで発生している。家禽と関連製品の輸送は、ウイルス拡散のリスクを増やし、渡り鳥の移動が新しい感染をもたらす可能性もある。中国の防止体制にはまだ弱いところもある」と指摘しました。
中国政府は、関連する省に対して鳥インフルエンザ防止のための緊急対策案を整備すると共に、突発的な感染への対応能力を高めるよう要求しました。また、それと同時に中国政府としては、ワクチンの生産メカニズムを調整し、ワクチンの生産企業が全力でワクチンを生産することによって、その供給を確保することにしています。
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