中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
パン・ギムン氏、次期国連総長に当確
   2006-10-03 15:18:52    cri
 国連安保理の15ヶ国は、アナン国連事務総長の後任について、2日に4回目の模擬投票を行いました。その結果、韓国の潘基文(パン・ギムン)外交通商相が14票を獲得したことにより、パン・ギムン氏は、アナン氏の後任として、次期の事務総長に当選することが確実となったのです。

 国連の関連規定に基づき、国連事務総長の候補者は、国連安保理の15ヶ国から少なくとも9票を獲得する必要があり、また、常任理事国からの反対がない情況の下に、安保理の指名が得られます。 

 これまで行われた3回の模擬投票では、パン・ギムン氏はトップに立ち、得票数はその他の候補者より遥かに多かったのです。第4回の模擬投票で五つの常任理事国は、他の十ヶ国の非常任理事国とは違う色の投票用紙を使いましたが、その目的は、常任理事国の中に、反対する国があるかどうかを確認するためでした。そして今回の模擬投票では常任理事国からの反対票はなく、パン・ギムン氏への投票結果は支持14、棄権1となったのです。これは、安保理による国連総会への推薦条件を満たしたことを意味しています。

 今回の後任選で、アメリカなどの少数の国は、一時は地域的な交替という伝統を破る問題で矛盾がありましたが、今年の7月に安保理が模擬投票を行ってからは、矛盾はなくなったのです。また、これまで4回の模擬投票では、パン・ギムン氏への支持率が最も多く、これは、国連加盟国の共通の認識を表し、パン氏の優れた才能を認めたことになります。

 これまでの国連事務総長の交替では、選挙活動が延期されることが多く、後任者の職務履行を妨げていましたが、今回は、ちょうど、国連改革と2005年サミットによる「成果文書」の履行という肝心な時期となったことから、各加盟国は、安保理が10月の初めに、事務総長の後任について意見が一致するよう期待していました。加盟国は、また、次期事務総長となる人が、国連の活動に詳しく、また国連系統の出身でないことを望んでいるので、パン・ギムン氏は、得票数では、2番目であったタルール副事務総長よりはるかに多かったのです。しかし、最も重要なのは、パン・ギムン氏は常任理事国の中でも中国とアメリカの支持を得たことでしょう。

 今年62歳のパン・ギムン氏は、韓国ソウル大学の外交学科を卒業し、アメリカ・ハーバード大学のケネディ政治学院で修士号を得ました。そして1970年から韓国外交通商省に入り、インドネシア大使館で仕事をし、国連大使とアメリカ駐在大使などを務め、2004年1月に韓国の外交通商相となりました。

安保理の今月の議長である日本の大島賢三国連大使は投票後、安保理は来週にでも正式投票を行い、パン・ギムン氏一人を事務総長の候補に選び、国連総会に任命を勧告するとしています。

 順調であれば、パン・ギムン氏は、今年の12月末にアナン氏の後任として国連の事務総長となります。そうなれば、パン・ギムン氏は35年ぶりに、このポストにつくアジア人となるのです。

国連
v 韓国外相、国連の新事務総長に内定 2006-10-03 12:16:33
v バンキムン氏、安保理第3回秘密投票でリード 2006-09-29 13:55:38
v 韓国外相、国連総長選でリード 2006-09-15 15:14:29
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |