クーデターを起こしたタイ陸軍の報道官は20日テレビを通じて談話を発表し、「クーデターを指揮した陸軍のソンティ司令官がタクシン首相に代わって臨時首相になる。20日は休日にする」と発表しました。
報道官はまた、バンコクとその周辺地区の政府高官、国有企業の幹部および大学の学長が20日午後、陸軍本部で「新しい政策」について話しを聞くことを要求しました。
タイの軍当局は20日早朝、首都バンコクに戒厳令を敷くと発表しました。現在、軍隊と警察はすでにバンコクとその周辺の地区を完全に支配しています。しかし、バンコクの国際空港は依然として一般に開放されています。
タイのクーデターに対し、アナン国連事務総長は19日、「タイの民衆が冷静を保つよう期待すると共に、タイ国民が一日も早く国の正常な秩序を回復できるものと信じている」と述べました。
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