
「赤い高粱(コーリャン)一族」や「酒国」などの代表作で知られる中国の作家、莫言(モオイエン)氏が、このほど、福岡市で、第17回アジア文化賞を受賞しました。審査委員会は莫言氏の作品について、「西欧近代文学の圧倒的な影響や過去の歴史と伝統の重みに拘束されるアジアの文学を、未来へと牽引する気概を物語っている」と高く評価しました。
授賞式の総評で、審査委員会は、「莫言氏は文学を通して、文化が持つ豊かさや多様性、そして人間社会の複雑さや可能性を示し、アジアから世界へと広がる道を切り開き、アジアの文化の意義を世界に示す存在である」と語りました。
(編集・翻訳:周莉)
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