現在世界で出されている、反ダンピング案件7件のうち、1件は中国に関するものです。このような状況に対し、中国の易小準商務次官は、中国の競争力を客観的に見るよう、先進国に呼びかけました。
これは、易小準商務次官が6日、上海で開かれた国際フォーラムで明らかにしたものです。
紹介によりますと、2001年から2005年にかけての5年間で、WTO・世界貿易機関の加盟国の中国に対する班ダンピングの訴えは379件で、このうち297件が裁決されています。これによって、毎年、中国の輸出商品が影響を受けた損失額は約400億ドルから500億ドルまでに達したということです。
易小準商務次官は、「中国は、WTOの公平な貿易原則を守り、国と企業の合法的な利益をあくまでも維持すると共に、WTO加盟国の権利を享受し、義務を履行していく」と強調しました。
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