外務省の秦剛報道官は5日、北京で行われた恒例記者会見で、「6ヶ国協議は依然として朝鮮半島の核問題を解決する効果的なメカニズムだ」との中国の立場を表明しました。
この中で、秦剛報道官は、「6ヵ国協議が難航している今、早期再開に有利な条件を作るため、中国は、自制を保ち、大局を重んじると共に、建設的な態度を取るよう、関係各国に呼びかける。対話と協議を通じ、平和的な形で朝鮮半島の非核化という最終的な目的を実現することを中国は主張している」と語りました。秦剛報道官は、さらに、「制裁は逆効果を招く恐れがある。中国は制裁に反対する」と表明しました。
また、秦剛報道官は、「中国は、関連の国々と密接な接触と協力を保っていき、これまでと同じように6ヵ国協議の早期再開と、朝鮮半島の非核化といった目標の実現のために、努力していく」と述べました。
さらに、秦剛報道官は、「今年は『中国朝鮮友好協力相互援助条約』締結45周年にあたる。中国は朝鮮と共に、この条約の精神をもとに、引き続き両国の善隣友好関係を推し進め、朝鮮半島の平和と安定を守っていく」と、強調しました。
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