北京においてホンダ社系列の乗用車を狙った大規模な窃盗事件で、24日、盗まれた12台のホンダ車が持ち主のもとに帰りました。去年12月以来、北京市朝陽区、海淀区、豊台区、宣武区などの各地でホンダ系列の乗用車が次々に盗まれる事件が発生し、特に今年の2月以降は頻繁に起こりました。北京市公安局刑偵総隊と朝陽区公安分局は2月28日、共同でコードネームを「2.28」とする専門捜査チームを結成しました。この事件の犯人グループは車の鍵開けの専門技術を習得しており、ホンダのアコード(中国名「雅閣」)だけを狙ったかつての窃盗犯とは違い、アコード以外にもCR?V、オデッセイ(中国名「奥徳賽」)など、多くの車種を狙っているといいます。現在までに21人の容疑者を検挙、このうち14人は逮捕が決定しているといいます。北京の日刊紙「京華時報」が伝えました。
容疑者らは最終学歴が中学卒業と、学歴は高くない。しかしグループにはホンダ車の鍵を外す専門的な技術を身につけている者もいると伝えられています。犯行時、犯人は車のドアを壊した後、鍵穴の解読装置を使って3分~5分の間に一台のホンダ車を盗むことができるといいます。調査によれば、これらの容疑者がナンバーを解析した車種は、ホンダの主力車種をほとんどカバーしているということで、警察部門はホンダ社に対し、車両の盗難防止システムを改善するよう提案しました。(編集SN)
「人民網日本語版」より
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