中国オリンピック委員会の崔大林副会長はこのほど、「去年の世界的大会の統計から見れば、中国のスポーツはアメリカ、ロシアに比べて依然としてかなりの差があり、2008年オリンピックは中国にとっては依然と厳しい」と述べました。
崔大林副会長は「去年行われた各競技種目の世界選手権やワールドカップで、オリンピック種目において、アメリカ選手は42の金メダル、ロシア選手は34の金メダルを獲得した。これに比べ、中国の金メダル獲得数は28だった。それも重量挙げ、飛び込み、卓球など中国が強みをもつ競技に集中している。また、中国にはこれらの種目で金メダルの獲得数を増やす可能性はあまりない。その上、その他の競技では遅れをとっていることや、中国が力を持つ一部の種目がなくなることから、2008年オリンピックでの中国のメダル獲得はこれまで以上に難しくなるだろう」と語りました。
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