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中国人民銀行(中央銀行)は9日、第2四半期(4ー6月)の「中国通貨政策執行報告」を発表した。マクロ調整を引き続き強化する各政策措置の作用を受けて、下半期には経済成長がやや鈍化するが、全体としてはなお安定的かつ急速な発展を維持する見込みとされた。報告に盛り込まれたその他の内容は次の通り。
中国の今後の物価情勢には不確定な要素が存在する。上昇リスクが下降リスクを上回り、インフレ圧力が増大することが予想される。
下半期、中央銀行はさまざまな通貨政策をバランスよく講じ、融資の伸びを抑制して、経済成長が「急速」から「過熱」に転じることを防止する。同時に、中・長期的にわたる総合的な措置をとり、内需拡大政策などを急ピッチで実施することで、経済構造の調整加速と、国際収支のバランスをはかる。
国際収支の不均衡の問題を解決するには、消費需要を中心とした内需の拡大、貯蓄率の低下、外資優遇政策の調整、輸出拡大、市場開放といった構造に関わる政策や、変動相場制などから着手すべきであり、単に人民元レートの上昇で解決をはかることはできない。(編集KS)
「人民網日本語版」
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