フランスのシラク大統領は9日イスラエルとレバノンの紛争について、「フランスはすでに、決議案を修正した。もしアメリカと合意に達しなければ、フランスは一方的に修正案を安保理に提出する」と述べました。
一方、アメリカのホワイトハウスのスノー報道官はこの日、「各国に意見の食い違いがあるので、国連安保理がいつこの決議案について表決するかを予測できない」と語りました。
別の報道によりますと、レバノンのサルーフ外相は9日、ベイルートで国連安保理に対し、レバノンの提案を受け入れるよう呼びかけました。
サルーフ外相はこの日発表した声明の中で、「国連がしかるべき責任を負い、レバノンの権益を切実に保障するよう希望する。レバノンの要求は、ただ双方が直ちに停戦し、イスラエル軍が国境線の『ブルーライン』の外に撤退してレバノン政府軍の展開に便宜を図ることだけである」と強調しました。
|