韓国のユン・クァンウン(尹光雄)国防相は3日ソウルで、「韓国が戦時作戦統制権を単独行使したあとも、韓国とアメリカとの同盟関係を強化するため、アメリカ軍は引き続き韓国に駐留する」と強調しました。
ユン・クァンウン国防相はこの日の記者会見で、「韓米両国は韓国駐留アメリカ軍がもつ戦時作戦統制権の韓国側への引渡しについてのタイムテーブルを討議している。アメリカ側は引渡しの期限を2012年から2009年に繰り上げることに同意した」と語りました。
これを受けて朝鮮祖国平和統一委員会の報道官は3日、声明を発表し、「韓国がアメリカ軍を長期的に駐留させることは朝鮮民族の自主権に対する許しがたい侵犯だ」と指摘しました。
この報道官「韓国駐留アメリカ軍は朝鮮半島の平和を破壊し、戦争を誘発する主な原因だ。当面、朝鮮半島の緊迫情勢は、アメリカが軍事的に韓国を占領し、朝鮮に対して敵視政策を取ったことによるものだ」と語りました。(08/04)
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