レバノン駐留の国連部隊は28日、声明を発表し、レバノンのイスラエル国境地帯に展開している一部の軍事監視要員を撤収させることを明らかにしました。

　声明では、イスラエル軍とレバノンのヒズボラ（神の党）武装組織の衝突がエスカレートする中、国連部隊の兵舎が絶え間なく攻撃を受けています。この情勢のなか、国連部隊は、レバノン南部にある二つの監視拠点の軍事監視要員50人を撤収させることを決めました。

　当日、アメリカのブッシュ大統領とイギリスのブレア首相は、ワシントンで会談を行った後、レバノンに多国籍部隊を緊急派遣することを支持すると表明しました。