中日両国の専門家が26日、日本遺棄化学兵器ハルビン保管庫で、最近発見された600発(点)余りの日本軍遺棄化学兵器の緊急回収作業を正式に開始しました。
この600発余りの旧日本軍遺棄化学兵器は、6月27日から7月2日までの間に、黒竜江省綏化市望奎県で発見されたものです。安全を確保するため、中国政府の要請に応じ日本政府が派遣した専門家がこれらの化学兵器を鑑別、登録、包装、保管することになっています。日本内閣府大臣官房遺棄化学兵器処理担当室が派遣した専門家グループは25日、ハルビンに到着したとのことです。
中国側関係者によりますと、今回の緊急回収作業は12日間の予定で、鑑別包装された化学兵器は黒竜江省ハルビン市東風鎮にある日本遺棄化学兵器ハルビン保管庫に保管され、それ以前に発見された化学兵器と共に後日廃棄される予定です。
中日両国の専門家が6日間の予定で行っていた黒竜江省寧安市の日本遺棄化学兵器の発掘と回収は7月10日までに完了しており、日本が遺棄した化学砲弾と不明砲弾210発が発見されました。これらの砲弾は最終廃棄のため、包装保管されたとのことです。
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