清朝末期の1908年、皇室のために北京郊外の避暑地・頤和園に設置された皇室専用の電話が22日、再び開通した。京華時報が伝えた。
1908年当時、清朝政府は頤和園の水木自親殿を起点に、西苑を経由し、中南海の来薫風門東側の建物までを結ぶ電話線を設置した。西太后と光緒帝との連絡用に用いられ、中国史上初の「皇室御用達電話」となった。頤和園管理処と電話会社・中国網通(チャイナ・ネットコム)が今回、同電話線を復元した。
今後、頤和園の水木自親殿を訪れた観光客は、かつての皇室専用電話の展示を見るとともに、実際に電話をかけることもできる。電話は故宮博物院(紫禁城)の皇室電話局につながるという。(編集UM)
写真:清朝の皇族が使用した電話を使ってみる観光客
「人民網日本語版」
|