中国の劉振民国連次席大使は21日、国連安全保障理事会が中東情勢について開いた会合で、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの衝突について発言し、「紛争の沈静化を目指して迅速な行動を取るよう」安保理に呼びかけました。
劉振民次席大使はその席上、「安保理は、世界の平和と安全を維持するという、『国連憲章』で定められた責任を果すべきである。中国は、安保理が迅速な措置を取るよう期待している」と述べました。
フランス大統領府が21日、発表したところによりますと、シラク大統領は中東情勢について、イスラエルとレバノンが停戦の合意を結ぶよう、国連とともに努力することをEU・欧州連合に要求しました。シラク大統領はその際、「レバノンとイスラエルが長期的停戦協定を結ぶことを目指して、EUのソラナ共通外交・安全保障政策上級代表を派遣して、国連とともに努力するよう」EUに要求したということです。
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