青海省のゴルムからチベットのラサに向かった最初の列車が北京時間の2日早朝、無事にラサ駅に到着しました。
600人あまりの乗員と乗客を乗せたこの列車は、1日ゴルムを出発し、世界の屋根と呼ばれる青海チベット高原を通り、全長1142キロを13時間かけて走り、ラサ駅についたものです。ラサ駅では数千人のチベット族の人々が歌い踊り、下車したばかりの乗客たちに敬意を表す白い布を送り、この歴史的時刻の到来を祝っていました。
列車の乗客である鉄道省第一研究院の王小黎さんは、この青海?チベット鉄道の設計活動に参加しましたが、記者のインタビューに答え、「自分たちの設計したものが現実になったのでうれしいです。列車の乗り心地はよく、高山病は感じられません。途中の列車の窓からの風景もすばらしたっかですよ」と話していました。
世界で海抜が一番高いこの青海-チベット鉄道の1日の開通によって、チベットには鉄道はないというこれまでの歴史に終止符が打たれたことになります。
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