終戦後百万人の日本人送還60周年の回顧と中日関係展望フォーラムが25日、輸送拠点となった遼寧省の葫蘆島で開かれました。中国と日本各界から400人余りが出席しています。

　中国の唐家セン国家委員は開幕式で、「中国は日本の指導者が歴史、人民、未来に対し、責任感のある態度をとり、正しい決断を行い、両国関係にあける政治的障壁をなくし、中日関係を正常な発展軌道に戻らせるよう期待している。中日関係を健全的かつ安定に発展させるには、中日関係の政治的基礎を断固として維持し、歴史問題や台湾問題に正しく対応しこれを処理しなければならない」と語りました。

　代表団を率いてフォーラムに出席している日本の村山富市元首相は開幕式で、第二次世界大戦の歴史に対する反省と謝罪の意を表した後、「葫蘆島の引き揚げは中華民族の度量の大きさと中国人民の人道主義精神を示した。多くの日本人は中国人民の厚い友情に感動された」と語りました。