中国の胡錦涛国家主席は19日、北京を訪問中のアフガニスタンのカルザイ大統領と会談し、双方は各分野における協力、中国とアフガニスタンとの全面的なパートナーシップ構築について共通の認識に達したほか、『中国・アフガニスタン善隣友好協力条約』に調印しました。
会談で、胡錦涛国家主席は、「中国は、アフガニスタン国民が選んだ社会制度と発展の道を尊重し、国家の再建を支持し、それに積極的に参与していく」と改めて表明しました。また、両国関係の発展を全面的に推進させるため、胡錦涛国家主席は、交通、電力、鉱産物生産、通信などの分野における協力を強化すること、そし治安と警務における協力、テロ取締り、麻薬取締りなどでの協力を強化することを提案しました。
これに対し、カルザイ大統領は「アフガニスタン政府は一つの中国という政策をこれからも実施し、両国の友好協力関係を全面的に発展させることに努め、中国と中央アジア諸国との協力の架け橋になっていく。また、アフガニスタンは中国との末永いに善隣友好を保ち、貿易、インフラ整備、テロ取締り、麻薬取締りなどの分野における協力を大いに進め、国際問題と地域問題のおける協力と調整を強化していく」と述べました。
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