中国の温家宝首相が17日から24日まで、アフリカの7ヵ国を歴訪していることを受けて、中国の新聞「人民日報」は18日の紙上に論評を掲載し、「アフリカ諸国との間で友好、平等互恵、連携と協力、共同発展というパートナーシップを発展させることは、中国政府の揺ぎ無い外交方針である。中国とアフリカは、全面的で兄弟のように仲の良い友人となった」と述べました。
人民日報はこの中で、「半世紀あまりの間、中国は終始変わることなくアフリカ諸国との関係発展を重視してきた。新世紀に入ってから、中国とアフリカの政治関係はますます成熟しており、経済・貿易協力は、新しい段階に入った。2000年に発足した中国アフリカ協力フォーラムは、すでに中国とアフリカが集団的な対話を行う有効なメカニズムであり、協力を着実に行う重要な場ともなった。6年の間に、中国とアフリカの貿易額は105億ドルから400億ドルに増え、中国の対アフリカ貿易の赤字は24億ドルに達した。中国は、またアフリカの31の貧しい国に対して105億元の債務を減免した。アフリカに対する中国の政策は、中国とアフリカが共同で、かつ長い戦略的利益の基礎の上に策定したもので、世界情勢の変動と自国の情況の変化によって変わることはなく、一部の下心を持った人が撒き散らしている「中国はアフリカに対して経済的植民地主義を実行する」とか、「中国はアフリカで資源を略奪する」とかいった出鱈目な発言によって妨げられることはありえない」と述べました。
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