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中国専門家、今回の上海協力機構首脳会議は一里塚
   2006-06-16 14:27:36    cri

 上海協力機構首脳会議の第6回会議が15日上海で開かれました。今回の首脳会議はどういったこと中心として討議を行ったのか?また、今回の会議がこの組織の今後の発展にどのような影響を及ぼすのか、人々が関心を寄せています。こうした問題について、中国国際放送局の記者が中国社会科学院上海協力機構研究センターの孫荘志秘書長を取材しました。

 孫荘志秘書長はまず、「今回上海協力機構の首脳会議の開催はこの組織にとって一里塚としての意義がある」と評価した上で、次のように語りました。「今回の会議をきっかけに、上海協力機構は新たな発展段階に入った。今回の首脳会議では政治や、経済、安全保障など多くの協力分野における10の文書に署名した。これは上海協力機構のこうした面での協力が大きな進展を遂げたことを意味する。また、加盟各国の首脳がこの会議で挨拶し、今回の会議開催を高く評価したほか、今後の協力についても非常に具体的な提案を出した」孫秘書長はこのように語りました。

 この首脳会議で挨拶に立った胡錦濤国家主席は、戦略的パートナシップや善隣友好の強化など上海協力機構の発展を促す4項目の提案を打ち出しました。これにいて、孫荘志秘書長は「こうした提案は実行可能なものである。確実に実施されれば、上海協力機構が今後、政治、経済、安全保障などの分野における協力を大いに促していくことになると思う。また、この組織に対する中国側の積極的な態度を示しているものでもある」と説明しました。

 今回の首脳会議開催に先立ち、上海協力機構には実業家委員会が発足し、これが非常に注目されているところです。

 胡錦濤国家主席はこの実業家委員会の代表と会見した際、「委員会の設置は各加盟国の企業にとって交流を行う非常にいい場を提供するものだ」と述べました。これについて、孫荘志秘書長は「経済貿易協力の展開がどうなっていくかが、上海協力機構が結集力を維持する上で非常に重要な役割を果すことになる。では、経済貿易協力をいかに行うのか?それを政府だけに頼ってはならない。企業の参与特に実業家たちの参与が欠かせない」と強調しています。

 今回の首脳会議の開催中に、六つの加盟国の銀行が一連の協力協定に調印しました。その金額は7億ドルを上回っているということです。

 今回の首脳会議で収めた成果を列挙したあと、孫荘志秘書長は今後努力すべきことについて「今後、各加盟国の指導者が示した提案をいかに実施していくのか、調印した各覚書を確実に実行していくのか、また、上海協力機構の運営をいかに効率よく行なうのか、文化や人的往来などの分野における交流をいかに多様化するかが、我々にとって大きな課題だ。即ち、今回の首脳会議で合意したものを確実に行動に移していくことが一番重要なことだと思う」と話しました。

 最後に、上海協力機構今後の発展の見通しについて、孫荘志秘書長は、「上海協力機構は各加盟国の根本的利益に合致し、また、歴史の流れに適応したからこそ、発展してきたものだ。今後各加盟国間の協力が一層強化していけば、六つの加盟国が地域の安定や多国間の経済貿易協力を推進する面で成果を上げるだろう」と語りました。

上海協力機構
v 上海協力機構第6回首脳会議、上海で開催 2006-06-15 21:46:33
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