先般、「2008年北京五輪の観客受入れについての会議」の席で、「2008年の北京五輪の期間のサービス提供に調印したホテルの宿泊料金はすでに確定済みで、現在の料金より1.4-1.6倍増となっている」ことが明らかになった。
北京五輪組織委員会の五輪大会サービス部の向萍副部長によると、北京五輪組織委員会は選手、随行スタッフ、オリンピックファミリーのメンバー、登録メディア、協賛企業の貴賓の受け入れを担当し、その数は約50200人。現在、同委員会と調印を済ませた112のホテルは五輪招致の際の承諾にもとづいて、ほとんどが五輪期間の宿泊料金を打ち出した。関係筋によると、調印したホテルのうち、5ツ星ホテルの平均料金は429ドルで、そのうちの53%はスタンダードルームで、平均料金は353ドルとなっている。四ツ星ホテルの平均料金は305ドルで、スタンダードルームの平均料金は272ドル。三ツ星ホテルの平均料金は193ドルで、そのうちの70%はスタンダードルームで、平均料金は176ドル。
同氏によると、五輪期間の具体的な宿泊料金は当時の市況や人民幣・米ドルの為替レートによって変動するかもしれないが、シドニー五輪期間の宿泊料金の2.3倍増、アテネ五輪期間の3-6倍増からみれば、北京五輪期間の宿泊料金の増加幅はそれほど高くないとみられている。
北京市観光局の熊玉梅副局長によると、同局は五輪期間の観客の受け入れを担当し、その際、海外からの観客は26-39万人に達し、観光客は15-20万人で、9-10万の客室が必要。一方、国内の観客は225-258万人で、16-18万の客室が必要となっている。また、北京五輪組織委員会とサービス提供をめぐって調印したホテルの30%の客室は随時に予約することができるが、料金が高いかもしれない。一方、現在の星クラスのホテルのほかに、まもなく発表される「宿泊業サービスの質と評判」基準により、社会の4023の旅館のうちの1000-2000は星クラスとなっている。北京から車で0.5-1.5時間の廊坊、香河の2?5ツ星ホテルの56社も五輪期間の受け入れに参加することになっている。
「チャイナネット」 2006年6月14日
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