中国四川省の成都市の金沙遺跡で、このほど、130件の貴重な文物が発見され、その中に、これまで見つかった中で最大の商の時代(紀元前1600年ー紀元前1046年)の打楽器・石磬が含まれていることが分かりました。
石磬は中国で、古代に祭祀の時に奏でられた楽器です。金沙で出土した2件の石磬の形は大きく、その中の一つは長さ1.1メートルもあります。これによって、3000年前の祭祀音楽が完備されたもので、演奏の規模も大きいことがわかります。
2001年に発見された金沙遺跡は、中国で最も重要な発見で、その面積は5平方キロ以上です。すでに、金や、玉、青銅の器具など数千件の文物が出土され、3000年前の地元の古蜀国の青銅文明を裏付けています。なお、ここから出土した太陽を4羽の神鳥が取りまく金泊飾りのデザイン『太陽神鳥』・は中国文化遺産のシンボルとされています。
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