イラクのアルカイダ指導者、ザルカウィ氏が空爆で死亡したことに、8日も引き続き、国際社会の波紋が広がっています。
中国外務省報道官事務室は9日、「イラクの治安情勢が早期に回復するよう希望し、これはイラクの再建プロセスにプラスとなる」と表明しました。
国連のアナン事務総長は、「ザルカウィ氏の死亡で、イラク人民が解放された。しかし、これはイラクの暴力活動の終結を意味していない」と述べました。
EU・欧州委員会の副議長であり、司法・自由と安全事務担当のフラティニ委員は声明を発表し、「ザルカウィが空爆で死亡したことは、国際的なテロリズムへの『力強い打撃』だ。EUは今後も引き続きテロ取締りに取り組んでいく」と語りました。
アメリカのブッシュ大統領も声明の中で、「これは全世界のテロ取締り戦争の勝利であり、イラク新政府が国内の情勢を改めるチャンスでもある。でも、アメリカ軍のイラクでの使命はまだ終わっていない」と述べました。
フランスやイギリス、ドイツ、ロシア、アフガニスタンなどの国の指導者もそれぞれ、これに関する声明を発表しました。
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