陝西省・佛坪自然保護区管理局によると、ジャイアントパンダなど稀少動物の保護を強化し、その生息環境を改善するため、佛坪県は「土地を明け渡す」ことを決定した。新華通信社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同保護区・管理保護科の王世国科長によると、同県は秦嶺山脈沿いの三官廟村に暮らす住民14世帯57人を、外部に移転させる計画だ。同村は希少動物のジャイアントパンダが生息する佛坪自然保護区の中にある。パンダにより良好な生息環境を与えるほか、住民の貧困脱出を促すためにも、同県は国家林業局の援助を経て、村民の移転に踏み切った。
移転計画はすでに始まっており、来年末には完了する見通し。全員の移転が終わったあと、住民たちの住居や畑があった地には、パンダの好物である竹などが植えられる予定。
「人民網日本語版」より
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