6月5日は世界環境デーです。中国政府はこの日『中国の環境』白書を発表しました。白書は「現在中国では、一連の環境保全措置を通じて、環境汚染と生態系の破壊情況は緩和されているが、依然として厳しい環境問題に直面している」としています。
白書は「中国政府は既に環境保全を基本的な国策の一つとしている。過去十年間、中国は合わせて9500億元余りを環境汚染の防止対策に投入した。絶えまない努力を通じて、中国の工業汚染物質の排出量は明らかに減り、一部地域の川の汚染防止対策が成果を収めた。このほか、中国の森林面積も明らかに拡大している」としています。
白書は「中国は、工業化と都市化が迅速に発展している段階にあり、経済成長と環境保全の矛盾は非常に目立ち、環境問題は依然として厳しい。発展目標を制定する時、中国政府は、環境保全を重要な戦略的地位に置いている。計画に基づき、2010年まで、中国の重点地区と都市の環境は改善され、生態環境の悪化もほぼ抑制される。主な汚染物の排出総量は1割減り、森林面積は引き続き拡大していく」と指摘しました。
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