国際赤十字委員会は1日、ジュネーブで、2005年度報告書を発表しました。この報告書は「去年、世界で起きた武力衝突と暴力によって、大勢の一般市民が死亡した。国際赤十字委員会議長は国際人道主義を遵守するよう関係当事者に呼びかける」と述べています。
この報告書はまた「スーダン西部のダルフール地区や、イラクの大部分の地区などで発生した武力衝突と暴力は人々の関心を集めている。国内的な衝突はしばしば地域全体に波及する。また、2005年は重大な自然災害が多発した一年で、災害発生後、国際赤十字は迅速な救援活動を展開した。去年、あわせて400万人の被災者に食べものと救援物資を提供しており、また、世界の1300万人以上の人が救援活動の恩恵を受けた」と述べています。
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