アフガニスタンの首都カブールで起きた暴動を受け、アフガニスタン内務省は29日、カブール市内に夜間外出禁止令を出しました。
アフガニスタン内務省の発表によりますと、毎日の夜10時から翌日の午前4時までの間、外出した人は厳しく処罰されることになりますが、この禁止令がいつまで続くかについては明らかにされていないということです。
カブールでは29日、アメリカ駐留軍の車両が地元の車12台と衝突した後、現場から逃げようとして群衆に発砲しました。それをきっかけに、地元住民数千人が抗議行動を起こし、アフガニスタンの治安部隊と激しく衝突しました。今回の暴動は、アメリカ軍の占領を受けた2001年以来、最大規模となり、数十人の死傷者が出たほか、多くの外国機関の建物やホテル、それに車両が被害を受けました。
|