寧夏ホイ族自治区の銀川市にある西夏王族陵墓管理局によりますと、西夏王族陵墓は千年あまりの月日を経て、自然の風化と人為的な破壊によって、広範囲に崩れる可能性があり、緊急な保護措置を講じることが急務となっているということです。
タングート族が建造した西夏王族陵墓は、「東方のピラミッド」と称えられています。そこには、9つの帝王陵墓と妃や家臣、副葬品などを納めた253の副葬陵があります。2000年、中央政府は1000万元の資金を拠出して、第三号陵墓に対して発掘と保護活動を行いました。
西夏王朝は中国の古代史上、重要な少数民族政権の一つであり、1038年から1227まで、現在の寧夏の銀川で都を建設し、後にモンゴル軍に滅ぼされました。 (翻訳:周莉)
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