マリキ首相を始めとするイラクの新しい内閣は20日、評議会の批准を受け、就任宣誓式を行いました。22日、アメリカ、イギリス、ロシアとEU・欧州連合などの各方面はそれぞれ、声明を発表し、イラクの新しい政府への支持を再度表明しました。
アメリカのブッシュ大統領はシカゴで、演説を発表し「成立したばかりのイラク政府に引き続き必要な援助を提供していく」と述べました。
イラク訪問中のイギリスのブレア首相は、「これは新たな始まりだ。イラク人はこれから自らの運命を自分の手に握るだろう」と語りました。
ロシア外務省は、声明を発表し、「ロシアは、イラクの新しい政府と緊密に協力し、イラクの情勢の正常化と安定した発展に必要な援助を提供していきたい」と表明しました。
そのほか、欧州委員会はこの日ブリュッセルで、「イラクの新しい政府の国家再建プロセスを支持するため、今年、イラクに2億ユーロの援助を提供する」と発表しました。
ところで、イラク国内の情勢は依然として不安定で、バグダッドとその付近地域で22日、数件の爆弾と銃撃事件が発生し、少なくとも、16人が死亡し、数人が負傷しました。
|