中国の胡錦涛国家主席と温家宝首相は22日、北京で中国訪問中のドイツのメルケル首相とそれぞれ会見しました。胡錦涛国家主席は会見で、全世界的な責任を取るパートナーシップを、ともに推進していく考えを示しました。
胡錦涛国家主席は、両国関係を高く評価した上で、ドイツ新政府の成立後、中国との関係発展を重視し、対中政策を維持していることに賞賛の意を表しました。胡錦涛国家主席は、また「近年来、双方のハイレベルの往来が頻繁に行われ、両国の貿易と相互投資は急速に増加し、他の分野での交流と協力も絶えず発展しつつある。さらに、国際実務や中国とEUの関係の枠組み内で緊密な協力を行った」と述べました。
温家宝首相は、「双方が協力を拡大し、国際実務の中での協調を強化するよう希望する。中国は、ドイツが国連などの多国間機構の中でより大きな役割を果たすことを支持する」との考えを示しました。
これに対し、メルケル首相は「ドイツは一つの中国の政策を堅持し、両国の戦略的パートナーシップの発展を一層推進していく。エネルギーの安全と利用率向上などの問題で、中国と協力したい」と語りました。
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