中国の胡錦涛国家主席は26日、ナイジェリアのオバサンジョ大統領と会談を行いました。双方は両国の戦略的パートナーシップを発展させることや、共に関心を寄せる国際問題と地域問題について深く意見を交換した結果、これまでの経過を踏まえた上で両国関係の発展戦略計画を共同で作りあげ、両国の戦略的パートナーシップの発展を推し進めることで合意しました。
胡錦涛主席は会談の中で、「中国とナイジェリアは国交を樹立してから35年、国際情勢と双方の国内情勢が大きく変化した中で、両国関係は終始安定的に発展している。現在、双方はハイレベルの交流を絶えず行い、政治的な相互信頼を日増しに強めると同時に、経済貿易協力もますます拡大している。ナイジェリアはすでに中国の重要な経済貿易協力のパートナーとなっている。中国はナイジェリアとの関係を非常に重視しており、両国関係の発展を中国の対外関係の重要な位置に置いている。今後、中国はナイジェリアとともに、両国の戦略的パートナーシップの発展を推し進めていきたい」と述べました。
これに対して、オバサンジョ大統領は、中国がマラリアと鳥インフルエンザの予防治療、また鉄道と水力発電所の建設などの面でナイジェリアに提供した援助に感謝の意を表した上で、「ナイジェリア人民は、中国の経済発展の経験を参考にし、中国人民とともに両国の輝かしい将来を作り上げたい」と述べました。
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