国連のドゥジャリック報道官は25日ニューヨークで、「アナン事務総長の提案に応えるため、国連、アメリカ、EU、ロシアの中東問題関連四者は5月9日にニューヨークでハイレベルの会合を行う」と発表しました。

　ドゥジャリック報道官は、「アナン事務総長は今回の会議を主宰する。会議は最近イスラエルとパレスチナの衝突の新しい動向を重点に討議し、和平プロセスを再開する対策を求める」と述べました。

　国連のデソト中東和平特別調整官は24日、安保理への報告の中で、「イスラエルとパレスチナの情勢は現在、安全、人道主義、政治などの面で挑戦に直面しており、急激に悪化する危険がある。パレスチナ自治政府のアッバス議長と新政権との間で現われた食い違いはパレスチナ内部の安全情勢に不確定なものをもたらしている」と述べています。