中国銀行業監督管理委員会の蒋定之副議長は22日、「中国銀行業の改革の大きな特徴は、国内外の戦略的投資者を大胆に受け入れると同時に、外国の先進的な銀行のサービス理念と管理制度を学習し導入することだ」と述べました。
中国は2003年から国有商業銀行に対して改革を行いました。現在、4大国有商業銀行のうち、3社が株式制への移行改革を終了しました。蒋定之副議長は海南省で開かれているボアオ・アジアフォーラムで、「戦略的投資者を受け入れることにより、中国国有銀行の所有権構造が国に独占される状況を根本的に変え、株式の多元化を実現し、銀行業の競争力を急速に向上させることができる」と指摘しました。
報道によりますと、現在、中国の国有商業銀行の投資構造は大きく変わりつつあり、2002年から2005年まで、民間株の比率が10%以上増える一方、同じ期間の国有企業の法人株や地方財政株の比率は下がりました。
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