日本留学からの帰国者のうち、国内での仕事と生活に慣れないという人が半分以上に達し、そのうち、また日本に向かったという人が帰国者全体の10%を超えたということです。
日本の法政大学社会学部は北京、上海と福建出身のそれぞれ中国人100を対象に留学帰国者の生活状況についてアンケート調査を行いました。その結果に、初めて日本に向かったときの平均年齢にが、北京出身者は30.9歳、上海出身者は29.9歳、また福建出身者は28.1歳でしたが、帰国したときの平均年齢は、それぞれ36.0歳、34.0歳、32.3歳です。また日本での平均滞留期間は48.4ヶ月から61.4ヶ月で、これらの人々は30歳前後の時期、つまり人生の一番いい時期に日本で過ごしたことになります。
帰国後の生活について、北京と上海の出身者では80%、福建出身者は約50%の人が満足していると答えました。しかし、国内での生活に慣れないと感じる人はそれぞれ59.8%、52.9%、38.9%に達するということで、その理由として、人間関係、子育て、インフラの不備を感じたり生活環境が不十分だと感じる人が多いようです。(04/21 編集:殷絮)
|