中国のロウ・イエ監督の新作映画「頤和園」が、5月初旬の完成予定を待たずに、早くも第59回カンヌ映画祭主要部門にノミネートされると見られています。
ロウ・イエは、中国第6世代の映画監督です。今回の作品は、2人の若者たちの10数年にわたる愛情物語で、舞台は北京や武漢、ベルリンなど5都市にまたがっているということです。脚本は2001年韓国釜山映画祭で脚本賞を受賞しており、2004年9月の撮影開始以来、2年あまりをかけてじっくり制作されました。
第59回カンヌ映画祭のノミネート作品は、北京時間の今夜発表されます。今回の審査委員長には香港の映画監督・王家衛(ウォン・カーウアイ)、また、審査委員のひとりには中国の女優・章子怡(チャン・ツィイー)が選ばれています。期間は5月17日から28日まで、オープニング作品には「ダヴィンチ・コード」が予定されています。(編集者・YS)
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