北京大観園は4月11日、『紅楼夢』のヒロイン、林黛玉が花を弔う花塚の景観を再現するため、園内にしぼみ落ちた花々を葬る儀式を行いました。
花塚は『紅楼夢』の中で、女性が不幸の運命に翻弄されるシンボルです。中国の民間では、暦の4月26日芒種の日に、花の神が退き、花々が飛び散り、花の神様を送別する風習があります。小説では、黛玉はこの日に、一人で花塚で涙をこぼし、"花謝花飛花満天、紅消香断有誰憐?"「花散る花飛ぶ花が空いっぱい、私の死を哀れんでくれる人がいないだろう」という詩を詠んで、花々の魂をまつったシーンがあります。
(翻訳:周莉)
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