中国は今年、一部の輸入製品特別貸付を行うとともに、企業の外国貿易審査システムを調整します。また乗用車等の輸入関税もさらに引き下げることにしています。4月1日、中国工業経済連盟が開催した2006年国際貿易摩擦に関する分析会議の席上、商務省外国貿易担当の霍建国氏は「今年は多くの貿易政策を調整し、企業に対して輸入を奨励して、貿易摩擦を根本的に解決したい」と述べました。
中国の貿易政策はこの10数年間、輸入による外貨獲得を中心に推進した結果、外国貿易総額は2005年には「第10次五ヵ年計画」より4倍近く増えて1兆4221億ドルに達し、世界貿易総額の6.4%になりました。中国商務省の霍建国氏によりますと、こうした貿易摩擦を解決するため、今年は輸入に対する特別貸付を行うことを検討し、資源的、国家備蓄的、ハイテクノロジー的な製品の輸入促進を図ることにしているということです。
(04/10 人民網より 訳:馬 健)
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