アジア開発銀行が6日発表した『2006年アジア発展ビジョン』の中で、「中国人民銀行と商業銀行は去年末から通貨の為替取引を始め、取引の価格から、今年、人民元は3%ぐらい切り上げられることが予想できる」と発表しました。
中国は去年の7月から、人民元レートの対ドル相場を改め、市場の供給を基礎にした変動相場制に切り替えました。
このところ、人民元レートは大きく変動し、たびたび記録を更新していることから、市場に高く注目されています。専門家は、これについて、「現行の制度は、もともと人民元レートの切り上げにいい状況を提供している。しかし、もっと長い目で見れば、市場供給が人民元レートに及ぼす影響はますます重要になるだろう」と見ています。
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