ニュージーランドを訪問中の中国の温家宝首相は6日、首都・ウェリントンでクラーク首相と会談を行ない、双方は両国の協力強化について実務的で建設的な討論をし、新しい21世紀の全面的な協力関係の構築について重要な共通認識を見ました。
これについて温家宝首相は「アジア太平洋地域の重要な国として、中国とニュージーランドは、地域の安全と繁栄の重要な責任を担っている。両国は多くの国際問題で同じようなまたは似通った立場を持つ。両国の共通した主張と利益は、全面的な協力のためのよい基盤となった。両国は、政治制度や文化伝統、歴史が異なる 国々が仲良く付き合い、互恵協力を行う手本となれる」と述べました。
これに対し、クラーク首相は「広い範囲における中国との協力強化はニュージーランドの利益に合致し、アジア太平洋地域の平和と発展にプラスとなる」と表明し、ニュージーランド政府が「一つの中国政策」を堅持し、台湾を中国から分裂させることに反対するとの姿勢を改めて示しました。
双方はまた一、二年以内に自由貿易協定を結ぶことで合意しました。(訳:木子)
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