ニュージーランドを訪問中の温家宝首相は6日、クラーク首相と会談を行なった後記者会見し、双方は一、二年以内に自由貿易区について合意し、協定を結ぶことで見解が一致したことを明らかにしました。
温家宝首相は「中国にとって、ニュージーランドは、中国のWTO加盟について合意した最初の国、中国の完全なる市場経済地位を認めた最初の国、自由貿易区について中国と交渉を行なう最初の西側の国である。いま、両国の間に新しい目標が立てられた」と次のように述べました。
「これは一、二年の間に自由貿易区の交渉について合意し、協定を結ぶことである。これで、ニュージーランドは、西側諸国で中国と交渉し、協定を結ぶ国となる。これは中国にとって新しいスタートである」と述べました。
これに対し、クラーク首相は「自由貿易区に関する交渉について、温首相は今日、非常に積極的なシグナルを与えてくれた。われわれは、一、二年のうちに交渉を完了することで合意している」と述べました。
温家宝首相とクラーク首相は6日両国の一連の協力協定の調印式に共同で出席しました。
これらの協定は中国とシンガポールの司法相互援助条約、政府間文化協定、教育と養成協力の覚書などです。(訳:木子)
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