新聞「人民日報」は、中国は、20世紀70年代に中米関係の改善に寄与した「ピンポン外交」の形式が、今の靖国神社問題で冷え込んだ中日関係の改善に役立つことを期待していると報道しています。
唐家セン国務委員は3日北京で、日本卓球協会の木村興治専務理事を団長とする日中スポーツ交流50周年記念代表団とあった際、日本卓球協会が長い間、両国の友好の増進、特に両国のスポーツ交流に積極的に寄与してきたことを高く評価した上で、「中国の政府と人民は中日友好を終始高度に重視してきた。今、両国関係は多くの困難にぶつかっているものの、中国側の実施している中日友好の基本方針は変わっておらず、日本のスポーツ界が友好的伝統を受け継ぎ昂揚し、中日関係を健全で、安定した発展の道にいち早く戻らせるため、その建設的役割を果たすよう期待している」と述べました。
これに対し木村興治専務理事は、「日中友好は容易に得られたものではない。私たちは、両国の50年というスポーツ交流の歴史を大事にし、中国人民との友情を日本の次の世代に受け継がせ、日中友好のため新たに寄与していく」との姿勢を表明しました。
|