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北京、計画献血を廃止
   2006-04-03 17:29:22    cri

 北京市では、このほど、計画的に市民からの献血をする条例を廃止しました。これは自発的無償献血という人々の意識が向上したことに伴って、北京市が8年にわたった計画献血に別れを告げたことを意味しています。

 計画的に市民を組織して献血する方式は1998年に始まりましたが、その以前には、北京市では、採血は主に、有償献血でした。その後、医療用血液の安全を保障するため、中国は法律により、有償献血を廃棄しました。しかし、伝統的な考え方を受けて、多くの人は献血により、健康が損なわれることを心配しているため、無償献血する人は少なかったのです。こうした状況の下で、必要な採血量を確保するため、北京市は計画的に市民を組織し、献血する法規を制定しました。

 北京紅十字会血液センターの馬国棟副主任は記者に「献血実施から、八年後の今日、自発的に献血する人数はますます多くなり、計画的な市民の献血は必要なくなった」として、さらに「現在、北京市では、無償献血の比率は82.5%に達した。今年の無償採血は95%を目指している」と話しました。

 統計によりますと、ここ数年、北京では、無償献血が絶えず増え、医療での必要をほぼ確保出来るようになりました。このため、北京市は計画的献血制度を廃止しました。

 北京の繁華街で移動する献血バスで献血したばかりの大学生の戴菊鳳さんは「計画献血を廃止したが、とてもいいことと思う。計画献血は多くの面で制限を受けるいるが、無償献血となると、人々の積極的参加が高くなるでしょう。私は学生だが、暇と機会があれば、今後も、献血するつもりだ。体が健康だし、他人を救うことはなかなか意義がある」と話しました。

 戴さんのように、計画献血の廃止を支持する人は多いのです。これらの人は、自ら献血したいという人が多くなり、北京市の必要採血量を保障できるから計画献血の必要は無いと見ています。

 北京市衛生局の鄧小虹副局長は、「計画献血の廃止は、今後、北京市の採血は完全に個人の無償献血に依頼することとは言えない、各部門は職員を組織して献血する責任はなおもある」と話して、さらに「この条例の廃止は各部門の献血の責任を取り消したことを意味するのではない。個人献血以外に、各部門は依然として、団体の無償献血を組織し、動員する責任がある。この団体無償献血は十分に動員し、職員の自らの意志によって、予約、登録する上で行われるものだ」と述べました。

 こうして、必要がある場合、北京市紅十字会は、登録の順番に従って、採血することができます。

 こうした方法は中国衛生省の許可を受けました。衛生省血液管理処の衣梅処長は「例えば、突発的な衛生公共事件や大きな自然災害が発生し、緊急に大量の血液が必要な場合、無償計画献血という緊急対応策のメカニズムを起動することができる」と述べました。

衛生
v 臓器売買の禁止を明文化 衛生部 2006-03-28 16:32:25
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