フランスのジスカール・デスタン元大統領が31日中国天津大学での講演で、欧州一体化は2010年に完了するとの見解を発表しました。
デスタン元大統領は「欧州憲法条約」を示したことでも知られていますが、デスタン氏はその際、「欧州の一体化プロセスは多くの困難にぶつかっているものの、私はこれへの情熱を保ち、今後を楽観視している。『欧州憲法条約』はフランスでは否決されたが、その原因は非常に複雑である。国民投票の際、フランス経済は楽観できない状態にあり、この条約がマイナス的な影響をもたらすと憂慮する人々がいたからだ」と述べました。
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