中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁は、「中国政府は内需拡大、市場開放、為替レートの変動及び輸入拡大などの政策と措置を実施して、国際収支のバランスを改善している。これらの措置が次第に実施されるにつれて、向こう2年ないし3年間に、中国は予期的な貿易の基本的なバランスを実現できる見込みだ」と述べました。
中国人民銀行は28日、周小川総裁がこのほど「中国発展ハイレベルフォーラム」で行った発言の全文を発表しました。周小川総裁は発言の中で、「1998年から2004年までに、中国の貿易は比較的にバランスを保っており、年間黒字は200億ドルないしは300億ドルでしたが、去年の黒字は1000億ドルに急増した。これは、去年輸入の増加が緩和され、輸出の増加が拡大されたからだ。輸入の中で主に設備の輸入が減少した。これは中国の経済構造の調整によるもので、また、多国籍企業の中国での生産と販売が大幅に増加することも、ある程度で中国の輸入に取って代わった」と指摘しました。
|