中国の中央銀行である中国人民銀行の李超報道官は北京で、「社会保障システムの不備は、今の預貯金率の高いことの主な原因だ」と指摘しました。
去年末までに、中国住民の預貯金総額は14兆元、日本円にしておよそ210兆円に達し、史上最高を記録しました。
これについて李超報道官は、社会保障システムの改革がまだ未完成であるという現段階において、住民は、養老、医療と住宅購入、子供の教育などのために大量の預貯金をしているとの見解を示しました。
李超報道官はさらに、「消費を拡大し、預貯金率を下げるため、個人の養老と保険への支払い金額を引き下げ、その上で、都市部の医療サービスレベルの向上、教育への投入増加など、関連分野の改革を進めていく」と述べました。
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