中国人民銀行(中央銀行)は30日、「電子決済の手引き(第1号)」を公布した。銀行の電子決済業務に対する指導的要求をまとめたもので、銀行が顧客に提供する電子決済サービスの種類、1件当たりの決済金額、1日当たりの累計決済金額などについて制限を設けている。
手引きによると、銀行がインターネットを通じて個人顧客に提供する電子決済業務において、デジタル証書や電子署名などのセキュリティ認証方法を採用することや、1件当たりの決済金額の上限を1千元、1日当たりの累計決済金額の上限を5千元とすることなどが規定される。
銀行が顧客に提供する電子決済業務のうち、法人顧客が取引銀行の決済口座から個人の決済口座へ支払うケースでは、1件当たりの決済金額の上限を5万元とするが、銀行と顧客が約定に基づき、事前に有効な支払い証明を提出できる場合はその限りではない。
銀行は顧客に対し、各人のクレジットカードの与信限度額内で、オンライン決済取引における決済金額の上限を設定しなければならない。ただし上限はカードのキャッシング限度額を超えてはならない。(編集KS)
「人民網日本語版」
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